修正波の性質とパターン

調整波は、前の衝撃波の一部を戻す値動きですが、その開始点まで下がることはありません。言い換えれば、第2波は第1波の開始点より下がることはありませんし、第4波も第3波の開始点より下がることはありません。

調整波の性質(第2波、第4波、B波)|エリオット波動
Wave2、Wave4が調整波。推進波に逆行した短期的な値動きとなりフラットやジグザグなど数々のパターンが存在する。
また、調整波にはジグザグ、フラット、トライアングルなど様々なパターンが存在し、衝撃波よりも複雑な構造を取っています。

構造 ラベリング
ジグザグ 5-3-5 a-b-c
フラット 3-3-5 a-b-c
トライアングル 3-3-3-3-3 a-b-c-d-e

(参考:調整波のパターン

修正波の各セグメントは、より小さな波で構成されています。
下に掲載した各画像を見て、A-B-Cという3つの波がさらに小さな波(子波)で細分化されていることに着目してください。
たとえばジグザグは、A-B-Cという各セグメントが、5波、3波、5波と細分化され展開します。

ジグザグ

単純ジグザグはブルトレンドにおいて、A-B-Cと表記できる3つの波の下降波であり、それは5-3-5の子波構造をとる。B波のトップは通常A波の開始点よりも低い。また時にジザザグは2回またはそれ以上と繰り返す。特に1回目のジグザグでターゲットを満たさない場合は、3つの波を間に仲介し、ダブルジグザグやトリプルジグザグといったパターンでそれを繰り返す。
値幅はA波とC波が同じくらいになるか、C波が1.38倍や1.618倍に延長されたケースが多い。

ジグザグ|エリオット波動
図1
ジグザグ|エリオット波動
図2
ジグザグ|エリオット波動
図3

フラット

フラットはジグザグと異なり、3-3-5の子波構造をとる。最初のA波は衝撃波のような5波構造をとるのに十分な下向きの力をもたず、B波もまたそれを覆すほどの勢いはなく、A波のスタートラインと同じような価格で終了する。C波はジグザグは5波構造を展開するが、それはA波のエンドポイントを少し超えたところで終了する場合が多い。

フラットはジグザグよりも先行する衝撃波をリトレースする作用は弱い。

フラットは第2波で出現する傾向が高く、A波とB波とC波がだいたい同じ値幅になることが多いのが知られている。

フラット|エリオット波動
図4
フラット|エリオット波動
図5
フラット|エリオット波動
図6
フラット|エリオット波動
図7
フラット|エリオット波動
図7

拡大型(エクスパンディッド)フラット

ブルトレンドでの拡大型フラットはB波がA波のスタートラインを超えて動く。そしてC波はまたA波の終了点よりも価格が下がる。C波はA波の1.618倍(稀に2.618倍)になり、B波はA波の1.236倍や1.382倍に延長されるケースが多い。
expanded-flat

ランニングフラット

ブルトレンドのランニングフラットではB波はA波のスタートラインを超えて動く。そしてC波はA波の終了点を超えることなく終了する。したがって拡大型フラットとの違いはCの終わりの場所の違いということになる。ランニングフラットの出現は非常に稀であると考えられている。

各子波の構造は5-3-5とこれは、普通のフラット、拡大型フラットと共通である。

ランニングフラット|エリオット波動
図8
ランニングフラット|エリオット波動
図9

トライアングル

トライアングルは3-3-3-3-3の子波構造を内包するオーバーラップされた5つの波である。売りと買いが均衡して起こり、出来高やボラリティーが徐々に減少していく。収束型トライアングルと拡大型トライアングル、ランニングトライアングルがある。B波はA波の値幅の0.618倍、D波はC波の値幅の0.618倍で動く傾向がある。

極めてまれに衝撃波の第2波がトライアングルの形状をとることがあるが、基本的にトライアングルは第4波やB波、あるいはダブルジグザグやトリプルスリーなど最終波の前段階として起こることが多い。

トライアングル FXエリオット波動

コンビネーション波

推進波の性質(第1波、第3波、第5波、A波、C波)
エリオット波動のコンビネーション波は、修正波がターゲット値に達してなかったか、またはそれに時間がかかる場合に生じます。典型的なコンビネーション波は、ジグザグまたはフラットの波形が、X波を介してつながるダブルスリー及びトリプルスリーです。X波とは3波の補正波のことを呼びます。

ダブルスリーとは、それぞれがジグザグまたはフラットになりうるW、X、Yとラベリングされた波になります。
トリプススリーは、W、X、Y、X、Zでラベリングされており、それぞれ、ジグザグ、フラットとなり、組み合わせの最後はトライアングルでも構いません。
ダブルスリー トリプルスリー  FXエリオット波動

コンテンツの目次

  • プロローグ
  • 推進波の性質
  • 衝撃波とダイアゴナルトライアングル
  • 修正波の性質とパターン(このページ)
  • トレーディングウェーブ理論
  • フィボナッチ
  • エクステンション
  • フェイラー
  • オルターネーション(交代の法則)
  • エリオット波動と20EMA
  • チャネリング