マーケットは全ての事象を織り込む

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過去、現在、さらに未来 ー ダウ理論の第一の基本的前提は、すべての情報が株式やインデックスの価格に反映されている、ということです。

この情報は、投資家の感情からインフレ、金利データ、企業の保留中の決算発表まで、あらゆるものをすべて含みます。唯一除外される情報は、巨大地震のような未知の事象のみです。しかし、そのようなイベントのリスクでさえ、マーケットには織り込まれていくことになります。

当然ですが、このことは市場参加者や、あるいはマーケット自体が、すべての未来の出来事を予測する能力を有し、全知全能であるということを意味するのではありません。むしろ、起こっている事象、起こりうる事象の予想が、すべての期間に渡って、マーケットの価格に織り込まれていくことを意味します。市場のリスクが変わるごとに、マーケットはあらゆる情報を反映しながら順応していくのです。

今日のテクニカル分析指標と同様に、ダウ理論は価格に主に焦点を当てています。しかし他との相違点として、ダウ理論は、特定の株式などではなく、もっとより広いマーケット全体の動きを評価していくものです。

例えば、ダウ理論ではまず、主要な市場インデックス価格の動きをみていきます。そして、マーケットの優勢な方向性がアップトレンドであった場合、次に適正な評価額を判断しながら個別銘柄をトレードします。市場インデックスという全体的な動向を鳥の目でみていきながら、次に個別銘柄を虫の目で見ていくことが重要です。

ダウ理論は価格の動きとインデックスの方向性に焦点を当てているものであること、それはファンダメンタルズをも織り込んでいること、ここではそれをまず理解してください。

「ダウ理論」全記事

  • ダウ理論とは
  • マーケットは全ての事象を織り込む
  • 市場の3つのトレンド
  • トレンドは明確なシグナルが発生するまで継続する
  • プライマリートレンドの3つの段階
  • 市場のインデックスはお互いに連動する
  • トレンドは出来高において確認される