エリオット波動と20EMAの関係性

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エリオット波動と20EMAの関係性
指数移動平均(EMA)は、1種の移動平均であり、最新のデータをもっとも強く反映させるという点以外は、単純移動平均(SMA)、指数関数として知られている加重移動平均などと同様です。

12、26日のEMAは、最も利用されている短期的なEMAです。それらはMACDなどのインジケーターと併称して使われます。一般的には、50〜200日のEMAは、長期トレンドのシグナルで使われます。

一般的なテクニカル分析で使用されるすべての移動平均は、その性質上、現在の価格より遅行した指標となっています。その結果として、他の移動平均指標はやや市場の重要な変化の反映が遅いため、エントリーを遅らせる傾向があります。
その点EMAは、ある程度このジレンマを解消するのに役立っています。EMAの計算は、最新のデータに比重をおいているため、より迅速に、よりタイトにシグナルを示唆するからです。つまり、EMAはエントリーのシグナルを引き出すには、単純移動平均線指標よりも優れているということです。

EMAの変化率を読み取る

他の移動平均指標と同様に、EMAも市場のトレンドリサーチに非常に適しています。

市場が強く持続に上昇トレンドであるときは、EMAラインも同じようにアップトレンドを示し、下落トレンドのときはその逆が表示されます。さらにEMAラインにおいては方向性だけでなく、1つのバーから次のバーへの変化率を読み取ることも大事です。たとえば強い上昇トレンドの最中でプライスアクションがフラットに逆転し始めると、次のバーへのEMAの変化率もまた減少し始めます。

上で述べたように、EMAは最新のデータに比重をおき反映するため、その変化率の転換は同時にローソク足の転換を啓示しています。したがって、EMAの変化率に一致する漸減を観察すること自体に、他の移動平均のデメリットでもある遅行効果によるジレンマに唯一対処できる指標として使用することができます。

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